膝の内側やや後ろの痛み、つっぱり、腫れが主な症状です。足を地面に着いた時の痛みが多いです。動かし始めの違和感があっても、体が温まってくると楽になり、繰り返しの動作でまた違和感が出てきます。
オーバーユース(使いすぎ)が主な原因ですが、特に鵞足を構成する筋(縫工筋、薄筋、半腱様筋)への負担が蓄積し、筋肉の柔軟性が低下しているとより鵞足炎になりやすいです。
鵞足は、縫工筋、薄筋、半腱様筋の3つから構成されているので、3つのうちどの筋肉の問題で鵞足炎になっているのかを評価します。
例)薄筋の検査:股関節を外転(外に開いた状態)させて薄筋を緊張させ、圧痛や動作痛を確認します。どの筋肉なのかを明確にすることで的確に治療をすることができます。
当院には、コンビネーション治療器というものがあります。
(超音波治療と電気治療を同時に受けられる機材)
・超音波治療:炎症物質の抑制と痛みを減らす治療方法(非温熱作用:通称ミクロマッサージ)
・電気治療:痛みの緩和と組織の修復を早める治療方法(ハイボルテージ・マイクロカレント)
【症状が強いとき=急性期】
・痛みが強い時は、無理に動かすことはしません。
・膝に負担がかからないようにする治療を行います。
股関節や体幹の可動域改善のストレッチや筋マッサージを行います。
【症状が落ち着いてきたとき】
・膝関節付近の筋ストレッチや筋マッサージ
・膝の関節モビライゼーション
・1で行った評価に基づき、縫工筋、薄筋、半腱様筋の筋マッサージやストレッチをします
・足関節、股関節の可動域改善のためのストレッチや筋マッサージを行います
・膝のねじれがある方は、ねじれの矯正をします
・鵞足部の保護のテーピングをすることもあります
・運動フォームや歩き方をみさせていただき、フォーム改善のためのエクササイズをします
・膝のねじれがある場合は、長腓骨筋などのエクササイズをします
・自宅でもできる再発予防のセルフストレッチを指導いたします
〒706-0001 岡山県玉野市田井
3丁目1188-1
備前田井駅から徒歩15分
わたなべ生鮮館田井店の敷地内駐車場多数
平日 9:30~19:30
土祝 9:30~17:30
水曜・日曜