指のつけ根には『腱鞘』と呼ばれる腱のトンネルがあります。腱鞘には、腱が手のひらに浮き上がらないようにするベルトのような役割があり、
指をスムーズに動かすことができます。腱鞘と腱の間で炎症が起こると指がスムーズに動かずに、
腱鞘炎のような状態になるのが『ばね指』です。
更年期や妊娠、出産後の女性に多い疾患です。
ホルモンバランスの変化により、腱や腱鞘が弱くなり傷みやすくくばね指のリスクが高まります。
スポーツや家事、仕事などで手を使う機会が多い方もばね指になりやすいです。
症状は親指や中指に多く、乳幼児の親指にも起こることがあります。
当院には、コンビネーション治療器というものがあります。
(超音波治療と電気治療を同時に受けられる機材)
・超音波治療:炎症物質の抑制と痛みを減らす治療方法(非温熱作用:通称ミクロマッサージ)
・電気治療:痛みの緩和と組織の修復を早める治療方法(ハイボルテージ・マイクロカレント)
【症状が強いとき=急性期】
・痛みが強い時は、無理に動かすことはしません。
・手指に負担がかからないようにする治療を行います。
手関節の可動域改善のストレッチや筋マッサージを行います。
【症状が落ち着いてきたとき】
・指に負担がかかる原因には、手首の可動性の低下があります。
そのため前腕の筋マッサージ、ストレッチ、関節モビライゼーションをします
・手指が動かないように固定するためのテーピングをすることもあります。
・指に負担がかかりやすい方は、肩や体幹の筋肉が上手く使えていないことが多いです
肩関節まわりのエクササイズや体幹のエクササイズを指導いたします
・指につながる筋肉のセルフストレッチをご紹介します
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