腰椎分離症が悪化すると、腰椎分離すべり症へと進行し、上記の症状以外にも下半身の痛みやしびれ、歩きにくさなど重篤な症状が現れることがあります。
繰り返される腰椎へのストレス負荷が原因です。
成長期のスポーツ選手によく見られ、関節突起間部の疲労骨折です。
当院には、コンビネーション治療器というものがあります。
(超音波治療と電気治療を同時に受けられる機材)
・超音波治療:炎症物質の抑制と痛みを減らす治療方法
(非温熱作用:通称ミクロマッサージ)
・電気治療:痛みの緩和と組織の修復を早める治療方法
(ハイボルテージ・マイクロカレント)
★骨折癒合を40%短縮する超音波★
分離症の疲労骨折部分に『音圧刺激』を入れ骨折部位の骨の形成を促進します。
通常と比べて超音波治療を行うと骨癒合期間を約40%短縮できます。
1.腰椎に負担がかからないようにする
腰を反らしたりねじったりするには、胸椎+腰椎+股関節の可動域が必要です。
★腰を反らす動き=胸椎の可動域+股関節可動域が必要
★腰をねじる動き=胸椎の可動域+股関節の可動域が必要
腰に過度の負担をかけないために、胸椎と股関節の動きが出るように施術します。
→股関節を伸ばす可動域改善のための太もも前の筋マッサージやストレッチ
→胸椎のねじる可動域改善のための胸椎モビライゼーション
腰の動きを、胸椎や股関節などの他の関節でカバーすることで
腰椎分離症に対する治療と再発予防をすることができます。
2.反り腰や受け腰など姿勢の悪さの治療
・反り腰姿勢:腰椎過度に反ってしまう姿勢
→太ももの前のストレッチ、下腹部(腹横筋)のエクササイズ
・受け腰姿勢:お腹が前に出てしまい、腰椎の下部が特に反りすぎな姿勢
→お尻や大腿部後面のストレッチ、腸腰筋のエクササイズ
・痛めた筋や関節などに負担がかからないようにテーピングをすることもあります。
特にスポーツをしている方は動作改善が重要で、スポーツ別に判断します。
★下半身をよく使うサッカーなど
切り返しの動作の時、腰椎分離症になる方は、上半身優位になってしまっていることが多いです。
本来は股関節を使った切り返し動作をしなければなりません。
股関節がしっかり使えていると、腰椎へのストレスを減らすことができます。
★上半身をよく使う野球やバレーボールなど
スイングやアタックの際、胸椎の可動域が低いと、腰椎に負担がかかりやすくなります。
胸椎を反らす+ねじる動作が上手くできるように運動指導をいたします。
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