手を使うスポーツをしていると、よく見かける突き指ですが、靭帯損傷のない軽度のものから、靭帯損傷があるもの、骨折があるもの、腱断裂があるものなどいろいろな突き指のパターンがあります。
突き指の程度を把握し、適切な治療を受けることが大切です。突き指の症状はケガの程度によって違います。
突き指によって指先が曲がったまま伸びなくなってしまう状態を、槌指(つちゆび)またはマレット変形と呼びます。
マレット変形には、指を伸ばすための腱が損傷することによって起こる腱性のマレット変形と、骨折によって起こる骨性のマレット変形があります
指先をぶつけると突き指になりやすいのでスポーツ、仕事、日常生活など様々な場面で起こります。
・軽度損傷→少し指が曲がりにくいと感じる。腫れなし。指の関節まわりの筋や靭帯などが微細な損傷を起こしている状態です。
・中度損傷→指の可動域が通常の半分以下になっている、腫れあり、触ると熱い、内出血がある場合も。関節まわりの筋や靭帯などが部分的に損傷をしている状態です。
・重度損傷→自力で指を動かせない、動かそうとすると激痛、腫れが強い、内出血、関節まわりの筋や靭帯などの部分的または完全断裂の損傷、骨折や脱臼の可能性もある状態です。
突き指といっても程度の軽いものから重いものまであるので、まずは重症度を確認します。中度~重度の突き指が疑われる場合は整形外科をご紹介いたします。
当院には、超音波治療と電気治療を同時に受けられるコンビネーション治療器というものがあります。
【症状が強いとき】
・超音波治療:非温熱作用(ミクロマッサージ作用)によって、炎症物質を抑制し痛みを減らしたり、細胞の治癒を促すことができます。
・電気治療:ハイボルテージやマイクロカレントを用いて、痛みを抑えたり、組織の修復を早めたりすることができきます。
【症状が落ち着いてきたとき】
・超音波治療:温熱作用によって血流を良くし、組織を柔らかくします。
・電気治療:電気刺激によって筋肉を動かし、筋力を強くします。
【突き指の応急処置】
・突き指の応急処置には『RICE』が重要です。RICEとは、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字からきています。処置が早ければ早いほど効果がある応急処置です。
①R:安静:突き指になったらまずは動かさず安静にします。
② I:冷却:氷のうや、氷と水をビニール袋に入れたものを当てて冷やします。
③C:圧迫:布やハンカチなど、皮膚にあたって痛くないものを用意します。突き指の指と隣の指2本をまとめて圧迫します。強さは血流を止めてしまわない程度にしてください。
④E:挙上:手を胸よりも上に上げておきます。
【突き指に関する誤った処置】
・指を引っ張る
・指を温める
・マッサージする
・湿布で冷やす→冷湿布は「冷感湿布」で冷たい感覚になるもので、冷やす効果はありません。
【症状が落ち着いてきたら】
炎症が治まってきたら、指の関節の動きが悪くならないように関節モビライゼーションや筋マッサージによって施術を行います。
指だけでなく、手関節(手首)や肘、肩関節の動きも確認して、改善します。
・突き指になった指の筋や関節などに負担がかからないようにテーピングをします。
・突き指になった指が弱くなりまた痛めないように、再発予防のストレッチやエクササイズを指導いたします。
ジール整骨院では整体やマッサージにも力を入れており、産後の骨盤矯正や姿勢矯正などにも対応できます。
倉敷市で肩こりや腰痛にお悩みの方はぜひご来院ください。
条件を満たせば保険適用での治療もできます。
岡山県に4店舗(岡山市南区泉田、岡山市中区平井、倉敷市西中新田、玉野市田井)ありますので、
お近くの店舗へご来院ください。
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