岡山県玉野市で片側性椎間関節炎にお困りの方へ。
片側性椎間関節炎は、背骨にある椎間関節に炎症が生じ、一側の関節に痛みやこわばりが発生する症状です。この症状により、特に長時間の座位や立位を維持することが困難になったり、動作時に腰や背中に強い痛みを感じることがあります。特に、重い荷物を持つことが多い仕事や、同じ姿勢を長時間保つことが多い仕事をしている方に多く見られます。一方で、運動不足や姿勢の悪さが影響し、一般的に健康状態が悪化している方にも発症しやすい疾患です。本記事では、片側性椎間関節炎に悩んでいる方に向けて、具体的な症状や原因、検査方法、治療法について、よくある質問と共に詳しくご説明します。
片側性椎間関節炎の主な症状
・片側の腰痛
最も一般的な症状は、片側の腰部に痛みを感じることです。痛みは、通常、腰の一部に限局し、動作によって悪化することがあります。
特に、前屈や後屈、捻り動作(体をひねる動作)で痛みが強くなることが多いです。
・背中の痛みやこわばり
片側の椎間関節に炎症が生じることで、背中全体に痛みやこわばりを感じることがあります。姿勢を変える際に痛みが増したり、朝起きた時に背中が固まるような感覚があることもあります。
・動きに制限がかかる
腰を動かす際に制限がかかり、体をひねる動作や屈伸動作が痛みで制限されることがあります。これにより、日常的な動作(例えば、物を拾う、掃除をするなど)に支障が出る場合があります。
・片側の臀部や足の痛み(放散痛)
症状がひどくなると、痛みが臀部や太ももなど、腰から下に放散することがあります。この放散痛は、坐骨神経痛と似たような症状を引き起こすことがあり、足にまで痛みが広がることがあります。
・姿勢の歪みや不安定感
炎症の影響で片側の筋肉が緊張したり、腰に負担がかかるため、姿勢が崩れることがあります。腰の不安定感を感じることがあり、特に長時間立っていたり、座ったりする際に不快感を覚えることが多いです。
・痛みの波がある
症状が急性の時には痛みが強くなりますが、炎症が落ち着いてくると痛みが和らぐこともあります。ただし、負担をかけすぎると痛みが再発することがあるため、注意が必要です。
片側性椎間関節炎の主な原因
・姿勢の悪さ
不良姿勢が続くことによって、腰や背中に過度な負担がかかり、椎間関節にストレスがかかります。例えば、長時間同じ姿勢で座っていることや、前かがみの姿勢で作業することが多いと、片側の椎間関節に負担が集中することがあります。
姿勢の歪みや不均衡も原因となり、一方の椎間関節に過度の圧力をかけることになります。
・加齢や変形
加齢に伴い、椎間関節の軟骨がすり減ることがあります。これにより、関節の動きが不安定になり、炎症が引き起こされやすくなります。椎間関節症や変形性脊椎関節症が進行することで、片側に痛みを感じることがあります。
・過度な身体的負担や外傷
重い物を持ち上げるなど、腰に強い負担がかかる動作を頻繁に行うことが原因となることがあります。また、交通事故やスポーツの外傷によって片側の椎間関節に急激な力が加わることもあります。このような外的な衝撃や過剰な圧力が原因で炎症が引き起こされます。
・運動不足や筋力の低下
運動不足や筋力が低下すると、背骨を支える筋肉(特に腰回りや背中の筋肉)の働きが弱くなり、椎間関節に負担がかかりやすくなります。筋肉が十分にサポートできていないため、椎間関節が過剰に動いてしまい、炎症を引き起こすことがあります。
・不均衡な筋肉の使い方
偏った動きや一方の筋肉だけを使う動作(例えば、片側で物を持つ、片側だけで歩くなど)を繰り返すことにより、椎間関節に不均衡な負担がかかります。この不均衡が片側性椎間関節炎を引き起こす原因となります。
・遺伝的要因
椎間関節炎や変形性関節症は、遺伝的要因が関与している場合があります。家族に同様の症状を持つ人がいる場合、その影響を受ける可能性があります。
・過去の既往症や疾患
以前に椎間関節や背骨に外傷を受けた場合、その後遺症として片側性の関節炎が発症することがあります。また、関節リウマチや強直性脊椎炎などの疾患も、椎間関節の炎症を引き起こしやすいです。
ジール整骨院でできる治療法
・手技療法(マッサージ・ストレッチ)
筋肉の緊張をほぐす手技を行い、炎症が生じている周囲の筋肉をリラックスさせます。特に、腰周りや背中の筋肉が緊張している場合、それらを緩めることで関節への負担を軽減します。
ストレッチを通じて関節の可動域を改善し、柔軟性を取り戻します。特に片側の可動域が制限されている場合、関節の動きを正常に戻すためのストレッチが重要です。
・矯正治療(カイロプラクティック)
骨格の調整や関節の矯正を行うことで、片側に偏った負担を軽減し、正常な骨の位置に戻します。椎間関節がずれている場合には、矯正により痛みの軽減や機能回復を目指します。
背骨のアライメント(整列)を改善することによって、日常生活での動きや姿勢の不安定さを解消し、再発を防ぎます。
・温熱療法(ホットパッド・温熱パッド)
炎症を和らげるために温熱療法を使用し、痛みの緩和や血行促進を図ります。温めることで血流が良くなり、痛みの原因となる筋肉の硬直を解消します。
・超音波療法
超音波を利用した治療法は、深部の組織に対して振動を与え、血行を促進し、痛みの原因となる炎症を軽減します。特に、炎症が強い時期に効果的で、早期の回復を助けます。
・運動療法、姿勢改善指導
正しい姿勢の指導や、リハビリテーション運動を通じて、再発を防ぐための筋力強化や柔軟性の向上を図ります。特に姿勢に問題がある場合、日常生活での動作改善を目指して運動療法を行います。
・トリガーポイント治療
痛みを引き起こしている筋肉のトリガーポイント(筋肉の硬結)を特定し、圧力やマッサージを用いて解消します。筋肉の緊張が関節に負担をかけている場合、これを解消することで、痛みの軽減や動きやすさの改善が期待できます。
・生活習慣指導
腰や背中に負担をかけない日常生活の注意点や、運動方法、ストレッチの指導を行います。これにより、再発を防ぎ、長期的に健康を維持するためのアドバイスを提供します。
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