ゴルフ肘は「内側上顆炎」と言い、肘の内側が痛む病気です。腕や肘を酷使することで、手首を曲げる筋肉が緊張し、炎症を起こすことが原因とされています。
ゴルフ肘(内側上顆炎)の症状
ゴルフ肘は、肘の内側に痛みを生じる症状です。特に、肘を曲げる動作や物を握る動作で痛みが強くなることが特徴です。痛みは軽度から始まり、進行すると物を持つことさえ困難になったり、長時間の作業で痛みが悪化することもあります。
1. 肘の内側に痛み
ゴルフ肘の最も典型的な症状は、肘の内側に痛みが現れることです。痛みは、腕を使った動作、特に物を握る、持ち上げる、または肘を曲げるときに強く感じます。
2. 物を握る・持ち上げると痛みが強くなる
手に力を入れて物を握る、または重い物を持ち上げるときに痛みを感じます。特に、繰り返し腕を使う動作で痛みが悪化します。
3.肘を曲げたり、回したりする動作で痛みが増す
ゴルフ肘の痛みは、肘を曲げたり伸ばしたりする動作で顕著に現れます。例えば、顔を洗う時や髪をとかす時に肘を曲げるときに痛みを感じることがあります。
4.安静時や夜間の痛み
初期段階では、安静にしていると痛みは和らぐことがありますが、症状が進行すると、夜間に痛みが強くなり、寝ているときにも不快感を感じることがあります。
中度~重度の場合、テニスのインパクト時や、例えば皿洗いや掃除機掛けなどの軽い動作でも痛みが出ます。痛みが増強し、スポーツだけでなく、日常生活を送る上で大きな支障となっています。
ゴルフ肘は、肘を使い過ぎることが主な原因です。ゴルフのスイングや重い物を持ち上げる作業、またはパソコンやスマートフォンを長時間使用することによって、肘の内側に負担がかかり、筋肉や腱が炎症を起こします。特に、肘を繰り返し曲げ伸ばしする動作が負担となり、腱が損傷することで痛みが発生します。
・繰り返し行う動作(オーバーユース)
ゴルフ肘は、特にゴルフのスイングやテニスのラケットを振る動作でよく見られます。これらの動作では、腕の前面の筋肉が繰り返し収縮し、腱に過度の負担がかかるため炎症が生じます。ゴルフに限らず、テニスや野球など、腕を頻繁に使うスポーツでも発症することがあります。
・重い物を持つ作業
重い物を持ち上げる際にもゴルフ肘が発生することがあります。特に、腕を使って力を入れる作業(引っ張る、押す、持ち上げるなど)は、肘の内側に強い負担をかけます。
・不適切なフォームや動作
ゴルフやテニスなどのスポーツで、不適切なフォームや過度に力を入れた動作が繰り返されると、腱に過剰なストレスがかかり、炎症を引き起こします。例えば、ゴルフでスイングをする際に、手首を過剰にひねる動作がゴルフ肘を引き起こすことがあります。
・加齢
年齢とともに腱や筋肉が柔軟性を失い、耐久性が低下します。そのため、少しの負担でも腱を傷めやすくなります。ゴルフ肘は特に40代以上に多く見られますが、若い世代でも頻繁に腕を使うことで発症することがあります。
・筋力の不均衡
手首や肘を使う筋肉群のバランスが崩れると、特定の部位に過剰な負担がかかり、ゴルフ肘が発生します。例えば、前腕の屈筋群が弱いと、肘を曲げるときに負担がかかりやすくなります。
ゴルフ肘のリスクが高くなる原因として、
①伸筋群の筋力低下②屈筋群の筋疲労があります。伸筋群の筋力低下では、写真のようなストレッチは悪化の恐れがあり禁止です。
ゴルフ肘の回復には、炎症期の鎮静と機能回復期の運動療法が重要です。初期の炎症期には、安静とアイシングを行い痛みを軽減させます。その後、徐々に運動量を増やし患部の機能回復を目指します。
ゴルフ肘かどうかを調べるために、いくつかの検査を行います。
例えば、手首を曲げたり重りを持ち上げたり、手首をひねったりする動作で、肘に痛みが出るかを調べます。これらの検査を通して、ゴルフ肘の鑑別を行い適切な施術法を提案します。
ジール整骨院 泉田院では、体の奥深くの様子を詳しく調べられるエコー機器を備えています。筋肉の動きや炎症など、目に見えない体の状態を画像で確認することで、お客様に合った施術をご提案できます。
ゴルフ肘は、早期に適切な治療を行うことで、改善が見込めます。以下の施術方法で、症状の緩和と再発防止を目指します。
・安静とアイシング
最初の段階では、肘を使わないようにして安静に保ちます。アイシングを行うことで、炎症を抑え、痛みを軽減します。痛みがひどくなる前に、休養と冷却が重要です。
・物理療法(温熱療法、超音波治療)
炎症が落ち着いてきたら、温熱療法や超音波治療を使って血流を改善し、回復を促進します。温熱療法では、筋肉をほぐし、柔軟性を取り戻すために利用されます。超音波治療は深部の組織に対して高周波を使い、組織修復を促進します。
・徒手療法(手技療法)
肘周りの筋肉や腱をほぐし、痛みを軽減するために、専門的な手技療法を行います。特に、筋膜リリースやトリガーポイント療法などが効果的です。これにより、硬くなった筋肉や腱を柔軟にし、可動域を改善します。
・ストレッチ・筋力トレーニング
ゴルフ肘が改善した後は、ストレッチや筋力強化のリハビリが重要です。肘周りや前腕の筋肉を柔軟に保つためのストレッチを行うとともに、筋力トレーニングを行い、再発防止を目指します。特に前腕屈筋群の強化を重点的に行います。
・テーピングやサポーターの使用
痛みが強い時期には、肘をサポートするためにテーピングやサポーターを使用することがあります。これにより、肘の過度の動きを制限し、回復を助けます。
コンビネーション治療器は、「超音波治療器」と「電気治療器」を組み合わせた機器です。
超音波治療器の効果
・血行促進: 血流が改善され、患部に栄養や酸素が供給されやすくなり、組織の修復を促します。
・痛み軽減: 痛みを引き起こす炎症物質の吸収を促進し、痛みの緩和につながります。
・筋肉の弛緩: 筋肉の緊張を解きほぐし、関節の動きをスムーズにします。
電気治療器の効果
・鎮痛効果: 神経への刺激によって、痛みの感覚が抑制されます。
・筋肉の収縮と弛緩: 筋肉を収縮と弛緩を繰り返させることで、血行を促進し、筋肉の柔軟性を高めます。
・炎症の抑制: 炎症物質の生成を抑制し、炎症を抑える効果が期待できます。
ジール整骨院では、お客様にご自宅でもセルフケアをしていただき、ゴルフ肘の改善をより早くできるように「リハサク」というシステムを導入しています。
・動画で簡単運動: スマホで手軽にストレッチや運動の動画が見られます。
・痛みの変化を共有: 施術後の体の変化を私たちにご報告いただけるので、より適切なアドバイスが可能です。
・継続をサポート: ご自宅でのケアも安心して続けられるよう、アフターフォローも充実しています。
リハサクを活用していただき、痛みを早く治し、健康な体を目指しましょう!
2024年時点:岡山県内TOPの店舗数
パーソナルトレーナー兼ダンスフィットネスインストラクターでありながら
フリーランスの時期に独学で解剖学などを学び、この業界に飛び込む
お客様の「⚪︎⚪︎が痛い!」というお悩みを解決したい一心で
日々、施術技術の向上に努めています
また母親の大病をきっかけに身体的な健幸だけでなく精神的にも
健幸になってほしいという想いで選択理論心理学を学ぶ
現在ではジール鍼灸整骨院 平井院 / 南区本院 の2店舗を管理
マーケティングリーダーをしながら
部下育成にも力を入れています
ぜひ一度、ジールにご相談ください!
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