岡山県玉野市で手根管症候群にお困りの方へ。
手根管症候群は、手首の手根管内で正中神経が圧迫されることによって、手や指に痛みやしびれが生じる症状です。この症状により、特に手を使う作業や長時間のパソコン作業、またはスマートフォンの使用時に手や指が不安定になったり、痛みを感じることがあります。特に、長時間のデスクワークや手を頻繁に使う職業に従事している方に多く見られる一方、加齢や運動不足が原因で発症することもあります。本記事では、手根管症候群に悩んでいる方に向けて、具体的な症状や原因、検査方法、治療法について、よくある質問と共に詳しくご説明します。
1. しびれ・感覚異常
手のひら側、特に親指、人差し指、中指、薬指の先にしびれを感じることが多いです。
しびれは特に夜間に強くなることが多く、手を動かしたり、腕を伸ばしたりすることで一時的に改善することがあります。
朝起きたときに手や指の感覚が鈍く感じることがあり、手を振ったり、動かしたりしてしびれを和らげようとすることがあります。
2. 痛み
手首から手のひら、指先にかけて痛みを感じることがあります。
痛みは、特に手首を曲げたときや、長時間同じ姿勢で手を使っているときに強く感じることが多いです。
痛みは夜間に悪化し、睡眠中に目を覚ますことがあるため、睡眠障害を引き起こすこともあります。
3. 手の力の低下
正中神経が圧迫されることにより、指の筋力が弱くなります。
これにより、物をつかんだり、握ったりするのが難しくなることがあります。
手に力が入らないため、重い物を持つのが困難になったり、細かい作業がしづらくなることもあります。
4. 指のこわばり・動きの制限
手指を動かすときに、こわばりを感じたり、動きが鈍くなったりすることがあります。
時には指を曲げることができなくなったり、手を伸ばすのに時間がかかることもあります。
5. 物を持つのが難しくなる
手根管症候群が進行すると、物をしっかり持っている感覚がなくなったり、物を落としやすくなることがあります。
握力が低下するため、ペンを持ったり、カップを持ったりするのが困難になることもあります。
6. 親指の筋力低下
正中神経が影響を受けることで、親指の筋肉に力が入らなくなります。これにより、親指を使った作業(物を挟むなど)が難しくなることがあります。
1. 反復的な手首の使用
手首を長時間、または頻繁に使う作業が原因になることが多いです。例えば、パソコンのキーボードやマウスの使いすぎ、スマートフォンの長時間の操作、または手作業での細かい作業(編み物や縫い物など)などが挙げられます。
これらの作業によって、手首にかかる負担が増え、手根管内の神経が圧迫されやすくなります。2. 手首の過度の屈曲や伸展
手首を極端に曲げたり、伸ばしたりする動作も手根管症候群を引き起こす原因となります。長時間、手首を曲げた状態で作業をしていると、手根管内の圧力が増し、神経が圧迫される可能性が高くなります。
3. 妊娠
妊娠中、特に後期に体内での水分の保持やホルモンの影響により、手首や手のひらの腱鞘が腫れ、手根管内が狭くなることがあります。このため、妊娠中の女性に手根管症候群が現れることがあります。
4. 加齢
年齢を重ねるにつれて、手根管内の組織が硬くなったり、腱が厚くなることがあります。これにより神経が圧迫されやすくなるため、高齢者に手根管症候群が多く見られます。
5. 糖尿病
糖尿病患者では神経のダメージや血行不良が原因で、手根管症候群を発症するリスクが高くなります。糖尿病によって神経の感受性が低下し、症状が進行しやすいことがあります。
6. 肥満
肥満が原因で手首に過剰な圧力がかかることがあります。特に手根管周辺に脂肪がつきすぎると、神経が圧迫されやすくなります。
7. 遺伝的要因
手根管症候群は、家族内で発症することがあるため、遺伝的な要因が関係している可能性もあります。もし親や兄弟に手根管症候群がある場合、その人も発症しやすいことがあります。
8. 関節炎や腱鞘炎
関節炎や腱鞘炎などの疾患により、手首の腱や関節が炎症を起こすと、手根管内が狭くなり、神経が圧迫されやすくなります。
例えば、リウマチ性関節炎では手首や手指に炎症が起こり、その影響で手根管症候群が引き起こされることがあります。
9. 外傷や骨折
手首の骨折や打撲など、手首に外傷を受けた場合、その後に手根管が狭くなったり、炎症を起こして神経が圧迫されることがあります。
10. ホルモンの変化(更年期など)
更年期やホルモンバランスの変化も手根管症候群の原因となることがあります。特に女性は、ホルモンの変動により手根管症候群を発症しやすくなることがあります。
1. 手技療法(マッサージ・ストレッチ)
手技療法は、筋肉や関節のこわばりをほぐし、血行を促進することで痛みやしびれの軽減を図ります。手根管症候群の場合、手首や前腕の筋肉をほぐすことで圧迫を軽減し、神経の通りを改善することが期待できます。
また、手首や指のストレッチを行い、可動域を広げることで症状の改善をサポートします。
2. 電気治療(低周波治療・干渉波)
低周波治療や干渉波は、神経の痛みを和らげるために使用されます。
手根管症候群においては、神経圧迫による痛みやしびれに対して効果が期待できることがあります。電気の刺激が筋肉を緩め、血行を促進することによって、症状が軽減する場合があります。
3. 温熱療法(ホットパッドや温かいお湯)
手首や前腕の筋肉の緊張をほぐし、血流を改善するために温熱療法が行われます。
温かいパッドを使用することで、痛みの緩和や筋肉のリラックスを助け、手根管症候群の症状軽減をサポートします。
4. 姿勢矯正・アライメント調整
姿勢や関節の歪みが手根管症候群に影響を与えることがあります。例えば、長時間のパソコン作業やスマホの使用が手首に負担をかけている場合、姿勢を改善することが重要です。
アライメント調整を行い、体全体のバランスを整えることで、手首への過剰な負担を軽減することができます。
5. 手首のサポーターや装具の提案
手根管症候群の治療には、サポーターや装具を使用して手首を安定させることが効果的です。
患者様に合わせて、日常生活での負担を減らすための適切なサポートアイテムを提案し、使用方法を指導することができます。
6. 運動療法(筋力トレーニングや可動域訓練)
運動療法では、手首や指の筋力を強化し、可動域を広げるためのエクササイズを指導します。これにより、症状が軽減し、再発予防に役立ちます。
筋力トレーニングや指のストレッチ、手首の強化トレーニングを行うことで、神経への圧迫を減らし、長期的な改善が期待できます。
7. 生活習慣のアドバイス
手根管症候群は長時間の手の使用や不適切な姿勢から発症することが多いので、生活習慣や作業環境の改善も大切です。
手の使い方や姿勢、作業時の注意点、休憩を取るタイミングなど、日常的にできる改善策を患者様に提案することが重要です。
8. 鍼灸(必要に応じて)
一部の整骨院では、鍼灸治療を提供しているところもあります。鍼灸によって、痛みやしびれの軽減、血行促進が期待できます。
手根管症候群に対しても、鍼治療が有効とされる場合があり、症状の緩和をサポートします。
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