岡山県玉野市でアキレス腱炎・損傷・断裂にお困りの方へ
アキレス腱炎やアキレス腱損傷、または断裂は、足の後ろ部分にあるアキレス腱に痛みや違和感を感じる症状で、特にランニングやジャンプを多く行うスポーツにおいて発症しやすい疾患です。この症状により、歩行時や運動中に足のかかと周辺やふくらはぎに痛みを感じることがあり、運動を続けることで痛みが悪化することがあります。アキレス腱炎や損傷、断裂は、過度の運動や不適切なランニングフォーム、筋力のアンバランス、急激な運動量の増加などが原因で引き起こされやすいです。
本記事では、アキレス腱炎・損傷・断裂に悩んでいる方に向けて、具体的な症状や原因、検査方法、治療法について、よくある質問と共に詳しくご説明します。
アキレス腱はふくらはぎの筋肉(腓腹筋やヒラメ筋)と踵(かかと)を繋いでいる非常に強い腱ですが、過度の使用や急激な運動によって痛みや損傷を引き起こすことがあります。これらの症状は軽度から重度まで様々で、個々の状態によって異なります。以下は、一般的な症状の概要です。
1. アキレス腱炎(炎症)
痛みと腫れ: アキレス腱の周辺に痛みや腫れを感じます。特に朝起きたときや運動を始めた直後に痛みが強くなることがあります。
圧痛: アキレス腱を押すと痛みが生じることがあり、腱部分やその周囲に圧痛が確認されます。
こわばり感: 運動後や休息後に、腱が硬く感じることがあります。特に歩き始めたときに痛みを感じる場合があります。
疲労感: 長時間歩いたり、走ったりすると疲れが溜まりやすく、腱部分に違和感を覚えることがあります。
2. アキレス腱損傷(部分断裂)
急激な鋭い痛み: スポーツ中や急激に動いたときに、アキレス腱に鋭い痛みを感じることがあります。痛みが突発的に現れるため、腱の損傷を疑うことができます。
腫れと内出血: 腱の損傷が進行すると、痛みを伴う腫れや内出血が発生することがあります。アキレス腱周囲の皮膚に赤紫色のあざが現れることもあります。
可動域の制限: 歩行やジャンプなど、足を使う動作で制限が生じ、痛みが強くなることがあります。
3. アキレス腱断裂(完全断裂)
突然の激しい痛み: アキレス腱が完全に断裂した場合、足の後ろに激しい痛みを感じ、時には「パチン」と音が聞こえることがあります。多くの人がこの瞬間を強く記憶します。
歩行困難: 完全断裂の場合、足を前に出すことができなくなり、歩行に支障をきたします。特に爪先立ちやジャンプが不可能になります。
腫れと大きな内出血: 断裂が発生すると、アキレス腱の周囲に大きな腫れとともに内出血が見られることがほとんどです。
足の機能喪失: 足の後ろ側に力を入れたり、足首を動かしたりすることができなくなることがあります。
1. 過度の使用や負荷
アキレス腱は、歩行、走る、ジャンプなど、日常生活やスポーツ活動で頻繁に使われる部位です。特にスポーツ選手やランナーは、繰り返しアキレス腱に負荷をかけるため、過度の使用が原因で炎症や損傷を引き起こすことがあります。
ランニングやジャンプ: 長時間のランニングや急激なジャンプ動作などがアキレス腱に負担をかけます。
急激な運動量の増加: 休養期間を置かずに運動量を急に増やしたり、無理に長時間運動を続けたりすると、アキレス腱に過剰な負担がかかります。
2. 不適切なウォーミングアップ・クールダウン
ウォーミングアップやクールダウンを怠ることで、筋肉や腱が十分に柔軟にならず、突発的な負荷に耐えられなくなります。
ストレッチ不足: スポーツ前に十分なストレッチを行わないと、筋肉や腱が硬くなり、運動中に損傷を受けやすくなります。
クールダウン不足: 運動後にクールダウンをせずに急激に休むと、筋肉や腱が緊張した状態になり、アキレス腱に負担をかける原因になります。
3. 足の不安定さや姿勢の問題
不適切なランニングフォーム: 姿勢や歩き方、ランニングフォームが悪いと、アキレス腱に過剰な負担がかかります。例えば、爪先を強く突き出して走ることや、足を外向きに走ることなどが腱にストレスを与える可能性があります。
足底の不安定さ: 足底が不安定な場合、アーチが崩れたり、足の指に負担がかかったりすることで、アキレス腱に過剰な負荷をかけることがあります。例えば、扁平足や高すぎるアーチなどが影響を与える場合があります。
4. 筋力のアンバランス
ふくらはぎの筋肉の弱さ: ふくらはぎ(腓腹筋やヒラメ筋)が十分に鍛えられていないと、アキレス腱に負担がかかります。特に、歩行や走行の際に足首を伸ばす力が不足している場合、腱が過剰に引っ張られることになります。
筋肉の柔軟性不足: 筋肉が硬くなることで、腱が引き延ばされる際に余計なストレスがかかり、炎症や損傷を引き起こします。
5. 年齢や加齢
年齢が上がるにつれて、アキレス腱は次第に弾力性を失い、弱くなります。特に40代以上になると、アキレス腱の損傷や断裂が起こりやすくなります。加齢によって腱が微細な損傷を受けていることが多いため、注意が必要です。
6. 急激な運動や不適切なシューズ
不適切な靴の使用: 運動用の靴が合わない場合、足の姿勢や歩行が不安定になり、アキレス腱に不均等な負担がかかります。特にランニングシューズが合わない場合、足首に大きな負荷をかけることになります。
急激な運動の開始: 休養後や運動を始めたばかりの人が急に激しい運動を始めると、アキレス腱に予期しない負担をかけることになります。特にアキレス腱がまだ慣れていない状態では、断裂のリスクが高まります。
7. 体重の増加
体重が増加すると、日常的にアキレス腱にかかる負荷が増えます。特に肥満気味の方や急激に体重が増えた場合、アキレス腱にかかるストレスが大きくなり、炎症や損傷を引き起こす原因となります。
1. 手技療法(マッサージ・ストレッチ)
マッサージ: 手技療法では、アキレス腱や周囲の筋肉(ふくらはぎなど)を適切にほぐすためにマッサージが行われます。これにより血行が促進され、筋肉の緊張を和らげることができます。痛みや炎症が軽減し、柔軟性が向上する可能性があります。
ストレッチ: アキレス腱やふくらはぎの筋肉を優しくストレッチして、柔軟性を改善します。アキレス腱の周りの筋肉を伸ばすことによって、腱への負担を減らし、再発を防ぐ効果があります。
2. 超音波療法
超音波治療: 超音波を使って、アキレス腱の深部に温熱効果を与える治療法です。これにより血流が改善され、治癒を早めることができます。痛みや炎症の軽減にも効果が期待できます。
低周波治療: 低周波を用いた電気刺激により、痛みの緩和や筋肉の回復を促進します。腱の回復を早めるために、炎症を抑えるとともに筋肉の緊張をほぐす効果があります。
3. 矯正治療
姿勢・歩行の矯正: アキレス腱の痛みや損傷は、歩き方や姿勢の悪さが原因となる場合があります。ジール整骨院では、姿勢や歩行のバランスをチェックし、必要に応じて矯正を行うことができます。これにより、負担のかかっていたアキレス腱を休ませ、痛みの軽減が期待できます。
4. 温熱療法・冷却療法
温熱療法: 痛みの緩和や血行促進を目的とした温熱療法が行われることがあります。温かいパッドやホットパックを使用して、腱や筋肉の血流を改善し、回復をサポートします。
冷却療法: 急性の炎症や腫れがある場合、冷却療法が使用されることもあります。氷や冷却パッドで患部を冷やすことで、炎症を抑え、痛みを軽減することができます。
5. インディバ療法(高周波治療)
インディバ: 高周波を使った治療法で、深部まで熱を届けて血行を促進し、治癒をサポートします。アキレス腱の回復を助けるために、細胞の再生を促す効果があり、深層筋肉や腱に働きかけることができます。
6. テーピング療法
テーピング: アキレス腱をサポートするために、専用のテープを使って患部を固定したり、安定させたりする方法です。テーピングにより、腱にかかる負担を軽減し、運動時の痛みを予防することができます。特にリハビリ中やスポーツ復帰を目指す際に役立ちます。
7. リハビリテーション
リハビリプラン: アキレス腱の回復を早めるため、専門的なリハビリプランが組まれることがあります。段階的に負荷をかけていき、再発防止のために筋力を強化する運動や、柔軟性を高めるストレッチが指導されます。
8. 電気治療(EMS、低周波治療)
EMS(電気筋肉刺激): 筋肉を刺激して筋力の回復を促す治療法です。特に長期的な安静が必要な場合に筋肉が弱くなるのを防ぎます。アキレス腱周辺の筋肉を鍛えることで、腱への負担を軽減し、回復をサポートします。
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