岡山県玉野市で上腕二頭筋長頭腱炎についてお困りの方。
上腕二頭筋長頭腱炎は、特にスポーツや日常生活で腕を多く使う方に多く見られる肩の痛みの症状です。特に投げる動作や重いものを持ち上げるなどの腕を使う動作を繰り返すことで、上腕二頭筋の腱に負担がかかり、肩前面や腕に痛みが現れることがあります。また、その他のスポーツや日常生活での無理な腕の使い方でも発症することがあります。上腕二頭筋長頭腱炎は、特に腕を上げる、肩を回す動作で痛みが悪化しやすく、放置するとスポーツパフォーマンスに支障をきたすだけでなく、日常生活にも大きな影響を与えることがあります。この記事では、上腕二頭筋長頭腱炎に関する症状や原因、簡単な検査方法、治療法、そしてよくある質問について詳しく説明します。
1. 肩の前面の痛み
上腕二頭筋長頭腱炎では、特に肩関節の前方に痛みを感じることが多いです。この痛みは、動作によって増強されることが特徴で、腕を前に挙げる動作や肩を回す動作を行うと痛みが強くなることがあります。
2. 動作時の痛み
特に物を持ち上げる、肩を伸ばす、腕を上げるといった動作で痛みを感じます。例えば、物を持って腕を前に出す時や、投げる動作を繰り返すスポーツ(野球やテニスなど)で顕著です。
3. 朝の痛み
朝起きた時に肩の前面が痛むことがあり、特に睡眠中に肩の位置が不自然だった場合や、夜に肩に負担がかかっていた場合に症状が強く現れます。
4. 肩の可動域制限
肩関節を動かす際に可動域が制限されることがあります。例えば、腕を大きく上げたり、肩を後ろに引いたりする際に痛みを伴って可動域が制限されることがあります。
5. 肩を使うと悪化する痛み
日常的に肩を使う動作(パソコン作業、掃除、荷物を持つなど)で痛みが悪化します。特に長時間同じ動作を繰り返すと、肩の痛みが持続的に強くなることがあります。
6. 肩を押さえると痛みが増す
肩の前面を軽く押さえたり、肩を圧迫したりすると痛みが増すことがあります。これにより、痛みの部位が上腕二頭筋長頭腱炎に関連していることがわかります。
7. 肩の鈍い重さや不快感
急激な痛みというよりは、肩に重さを感じる、鈍い不快感が続く場合もあります。長期間放置すると、肩周りの筋肉が過剰に緊張して、痛みが慢性化することがあります。
8. 腱がこわばった感じ
肩の筋肉や腱が硬直しているような感じがすることがあり、腕を動かす際にひっかかりや引っかかり感を感じることがあります。これが長期間続くと、肩の動きが制限され、生活に支障をきたすこともあります。
1. 過度の使用(オーバーユース)
最も一般的な原因は、肩を使いすぎによるものです。特に、腕を繰り返し上げる動作や、肩を使うスポーツ(野球、テニス、バスケットボールなど)でよく見られます。投球動作やサーブ動作など、腕を頻繁に動かすことで、上腕二頭筋の長頭腱に過度の負荷がかかり、炎症が生じます。
2. 加齢による変化
加齢とともに、肩の腱や筋肉が老化し、血流が減少します。これにより腱が柔軟性を失い、負担がかかると微細な損傷が蓄積され、炎症が引き起こされることがあります。特に、50代以上の方に多く見られる原因です。
3. 不良姿勢や不適切な動作
長時間の不良姿勢(例えば、前かがみの姿勢や肩をすぼめるような姿勢)や肩甲骨の位置がずれていることで、肩関節に負担がかかります。これにより、上腕二頭筋に過剰なストレスがかかり、腱に炎症が生じます。
4. 筋力のアンバランス
肩周りの筋肉の不均衡がある場合、肩の動きが不安定になります。例えば、肩甲骨周りの筋肉が弱いと、上腕二頭筋に余分な負荷がかかり、腱炎を引き起こす原因になります。また、前部の筋肉が強すぎて後部の筋肉が弱いと、肩関節全体にストレスがかかります。
5. 急激な運動や重い物の持ち上げ
急に重い物を持ち上げる際、肩に急激な負荷がかかることがあります。このような動作が繰り返されると、腱にストレスがかかり、炎症が引き起こされます。
6. 繰り返しの投球動作やストレス
特に投球を繰り返すスポーツ(例えば、野球のピッチャーやテニスのサーブ)で、肩関節に繰り返しストレスがかかると、上腕二頭筋の長頭腱に負担がかかり、炎症を引き起こします。過度な使用により腱が摩耗し、炎症が生じやすくなります。
7. 肩の不安定性や脱臼の既往
以前に肩の脱臼や不安定性があった場合、肩関節の安定性が低下しているため、腱に過剰な負荷がかかりやすく、炎症を引き起こす原因となります。肩関節の動きが不安定だと、上腕二頭筋の腱に不均等な負荷がかかり、痛みが発生します。
8. 外的衝撃や事故
事故やスポーツでの衝撃(転倒や衝突など)によって肩に急激な力がかかると、上腕二頭筋長頭腱が損傷を受け、炎症が生じることがあります。外的な衝撃は急性の痛みや腱炎を引き起こすことが多いです。
9. 反復的な腕の上げ下げ
反復的な腕の上げ下げ動作(例えば、掃除や重い荷物の持ち運び)などでも、上腕二頭筋長頭腱が過度に引っ張られるため、炎症を引き起こすことがあります。
10. 肩の動きの不整合
肩の動きがスムーズでない、または肩甲骨の動きが適切でない場合、肩関節に不安定性が生じ、腱に過剰な負担をかけることがあります。このような動きの不整合が続くと、炎症が慢性化することがあります。
1. 手技療法(マッサージ・ストレッチ)
手技療法を用いて、肩や上腕二頭筋周辺の筋肉や筋膜をリラックスさせ、血行を促進します。ストレッチを組み合わせることで、筋肉や腱の柔軟性を高め、肩関節の可動域を改善することができます。肩周りの筋肉がほぐれることで、炎症の緩和と痛みの軽減が期待できます。
2. 骨格矯正(整体)
肩や背骨、肩甲骨の位置が不適切な場合、それが肩への負担となり、上腕二頭筋に過剰なストレスがかかります。骨格矯正によって、肩甲骨や脊柱の歪みを整え、肩関節の動きが正常になるようサポートします。これにより、腱への負担を軽減し、痛みの改善が見込まれます。
3. 超音波療法
超音波治療は、低周波の音波を利用して、深層の筋肉や腱まで届くように微細な振動を与えます。これにより、血流を促進し、炎症を軽減する効果があります。また、腱の修復を助け、組織の再生を促進することができます。
4. アイシング(冷却療法)
炎症が強い場合には、アイシングを行うことで腫れや痛みを抑えることができます。冷却によって血流を一時的に抑え、炎症反応を緩和し、早期回復を促進します。治療の初期段階で有効です。
5. 温熱療法
反対に、慢性的な痛みや硬さが続いている場合は、温熱療法が有効です。温めることで血流が良くなり、筋肉や腱が柔らかくなり、痛みの緩和や肩の可動域の改善を図ります。
6. 物理療法(EMS、低周波治療)
EMS(電気的筋肉刺激)や低周波治療を使用して、肩や上腕二頭筋の筋肉に刺激を与え、血行促進や筋力強化を行います。特に筋力が低下している場合に効果的で、筋力の回復をサポートします。
7. リハビリテーション・運動療法
症状が落ち着いた後は、肩の筋力や柔軟性を高めるためのリハビリテーションを行います。適切なエクササイズを組み合わせて、肩関節の動きや筋力を回復させ、再発防止に繋げます。肩の安定性を高めるトレーニングや、筋肉のバランスを整えるためのストレッチを行います。
8. 患部へのテーピング
肩や上腕二頭筋に対して、テーピングを行うことで、患部をサポートし、無理な動きによるさらなる負担を防ぎます。テーピングによって、肩の動きが安定し、痛みが軽減される場合があります。
9. プロフェッショナルなアドバイスと予防指導
ジール整骨院では、上腕二頭筋長頭腱炎の再発を防ぐため、日常生活での姿勢改善や運動時のフォームチェック、ストレッチ方法などのアドバイスも行います。治療が終わった後も、再発防止に向けて生活習慣や運動習慣を見直し、改善するサポートを行っています。
〒706-0001 岡山県玉野市田井
3丁目1188-1
備前田井駅から徒歩15分
わたなべ生鮮館田井店の敷地内駐車場多数
平日 9:30~19:00
土祝 9:30~18:00
水曜・日曜