後脛骨筋腱障害は、足の内側アーチを支える後脛骨筋腱が炎症を起こしたり、損傷する状態です。長時間立ち仕事をしたり、過度の運動を行ったりすると、足に大きな負担がかかり、特に女性に多く見られます。
後脛骨筋腱障害の主な症状
・足の内側の痛み
後脛骨筋腱障害の最も特徴的な症状は、足の内側に痛みを感じることです。特に足首や足の裏の内側部分に痛みが現れることが多いです。この痛みは歩行時や運動中に強くなり、安静時に軽減することがあります。
・足首や足の内側の腫れ
後脛骨筋腱が損傷を受けると、足首や足の内側に腫れが生じることがあります。この腫れは炎症によるもので、腱周辺が膨らんで痛みを伴うことがあります。
・足のアーチの低下(扁平足)
後脛骨筋は足のアーチを支える役割を果たしています。そのため、後脛骨筋腱障害が進行すると、足のアーチが低下し、扁平足のような状態になることがあります。これにより歩き方や立ち方に異常が生じることがあります。
・歩行時の痛みや違和感
歩行中、特に足を着地させたときに痛みを感じることがあります。後脛骨筋が正常に機能しないため、歩き方に違和感が生じ、長時間歩いたり立ち続けたりすると痛みが強くなることがあります。
・足首を内側にひねると痛みが増す
足首を内側にひねる動作や、足を外側に倒したときに痛みが強くなることがあります。この動きが後脛骨筋腱に負担をかけ、痛みを引き起こす原因になります。
・足の疲れや重だるさ
後脛骨筋腱障害が進行すると、足の疲れや重だるさを感じることがあります。特に立ち仕事や歩行が長時間続くと、足に負担がかかり、症状が悪化することがあります。
・足のかかと周辺の痛み
足首や足のアーチに加えて、かかとの周辺にも痛みが現れることがあります。これは後脛骨筋がアーチの形成をサポートしているため、腱障害が進行することでかかとに負担がかかるためです。
・足の可動域制限
後脛骨筋が適切に機能しなくなると、足首の可動域が制限されることがあります。足を伸ばす動きや、足の内側を動かす動作が難しくなり、日常的な動きに影響を与えることがあります。
後脛骨筋腱障害の施術方針❶▶︎足首の可動域を改善することが効果的です。ふくらはぎや後脛骨筋をリリースし足関節の動きがスムーズにします。関節モビライゼーションを行うこともあります。
ジール整骨院ではコンビネーション治療器を使用しており炎症の軽減や痛みの緩和を目的としています。この治療器は電気治療を同時に行える点が特徴で、痛みの緩和とともに組織の修復を迅速に促進します。特に症状が発生してから数日〜数週間の間に電気治療を併用することで、より早い回復が期待できます。
用途→ 症状や治療目的に応じて、機器のモードを調整して使用します。
動かし方→ 基本的には機器を動かさずに使用しますが、筋肉には垂直に、腱や靭帯には水平方向に動かしながら治療します。
出力設定→ 症状の進行に合わせて、急性期には低出力、亜急性期には中出力、慢性期には高出力で治療します。
照射時間→ ハイボルテージ治療は1〜3分、MCR治療は5〜20分、超音波治療は利用者様の感じる熱さに応じて、適切な時間に調整して行います。
ジール整骨院での後脛骨筋腱障害の治療法
・手技療法(マッサージ・ストレッチ)
後脛骨筋腱障害では、筋肉や腱の過度な緊張が痛みの原因となります。ジール整骨院では、ふくらはぎや足首周辺の筋肉をほぐすための手技療法(マッサージや指圧)を行います。また、後脛骨筋やその周辺筋肉のストレッチも行い、柔軟性を向上させ、圧迫を減らすことを目指します。
・アイシング(冷却療法)
初期段階や炎症がひどくなる前に、アイシングを行うことで炎症を抑え、腫れや痛みを軽減する効果があります。特に、急性期の症状が強いときにはアイシングが有効です。
・温熱療法(ホットパック)
逆に、慢性的な痛みや筋肉の緊張が強い場合には、温熱療法を使用します。ホットパックや温かいタオルを使用して、血流を促進し、筋肉をリラックスさせることで、痛みの軽減と回復を助けます。
・電気治療(低周波・高周波治療)
電気治療は、筋肉の緊張をほぐし、血行を改善するために非常に効果的です。低周波や高周波の電気刺激を用いて、痛みを和らげ、神経や筋肉の働きを改善します。特に慢性的な症状や痛みが続く場合に有効です。
・テーピング療法
後脛骨筋腱に過度な負担がかかっている場合、テーピング療法を使用して足首や足のアーチをサポートします。テーピングにより、足への圧力が分散され、足の動きが安定し、痛みを軽減することができます。
・姿勢・歩行指導
足のアーチが低下することで、歩き方や姿勢に問題が生じることがあります。ジール整骨院では、正しい歩行方法や立ち方を指導し、足への負担を減らすためのアドバイスを行います。正しい姿勢や歩行を習得することで、症状の再発を防ぎます。
・運動療法(リハビリテーション)
後脛骨筋腱障害の回復をサポートするために、リハビリテーションを行うことがあります。筋力をつけるためのトレーニングや、足首やふくらはぎの柔軟性を高めるためのストレッチを行い、再発を防ぐことを目指します。
・生活指導・予防法
足への過度な負担を避けるため、日常生活で気をつけるべき点や予防法を指導します。例えば、立ち仕事や長時間歩く際の休憩方法や、適切な靴を選ぶことの重要性などをアドバイスします。
ジール整骨院では、『REHASAKU(リハサク)』というシステムを導入し、セルフケアのサポートを行っています。セルフケアは痛みの回復を早めるだけでなく、日々の健康維持にも大変重要です。このシステムでは、ストレッチやエクササイズの動画を確認でき、施術後の痛みの変化をスタッフに簡単に通知することができます。これを機に、マッサージやストレッチ、適度な運動を日常生活に取り入れて、健康的なライフスタイルをサポートしましょう。また、お客様が自宅でも安心してケアできるよう、アフターサービスにも力を入れています。
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