岡山県玉野市で棘上靱帯炎にお困りの方へ。
棘上靱帯炎は、肩の上部に位置する棘上靱帯に炎症が生じ、肩の痛みや可動域制限が起こる症状です。この症状により、特に肩を動かす際に痛みを感じたり、腕を上げる動作や物を持ち上げる際に不快感を覚えることがあります。特に、肩を多く使うスポーツや仕事をしている方、また加齢や不良姿勢によって、日常的に肩に負担をかける動作が多い方に発症しやすい疾患です。本記事では、棘上靱帯炎に悩んでいる方に向けて、具体的な症状や原因、検査方法、治療法について、よくある質問と共に詳しくご説明します。
棘上靱帯炎の主な症状
・肩の痛み
肩の上部や肩甲骨の周辺に痛みを感じることが多いです。特に肩を動かしたり、腕を上げるときに痛みが強くなります。
痛みは鈍い痛みや鋭い痛みとして感じることがあり、持続的な痛みと動作時の鋭い痛みが交互に現れることがあります。
・可動域の制限
腕を上げる動作(例: 物を棚の上に置く、髪を洗うなど)が難しくなることがあります。肩を上げるときに痛みを感じ、動かしにくくなることが多いです。
肩を回す動きや横に広げる動作も制限されることがあります。
・肩のこわばり感
痛みとともに肩にこわばりや硬直感を感じることがあります。肩を動かすときに「引っかかり」や「詰まった感じ」がすることもあります。
・夜間の痛み
特に寝ているときに痛みが強くなることがあり、寝返りを打つ際や肩に圧力がかかる体勢になると痛みが増すことがあります。このため、睡眠が妨げられることもあります。
・肩の弱さや力の低下
肩の筋力が低下して、物を持ち上げることや持ち続けることが難しくなることがあります。例えば、重い荷物を持ち上げるときや、肩に力を入れたときに力が入らない感覚が現れることもあります。
・肩甲骨周辺の違和感
肩の上部に痛みを感じるだけでなく、肩甲骨周辺や上腕に違和感を感じることもあります。この違和感は、棘上靱帯に炎症が広がっている場合に見られます。
棘上靱帯炎の主な原因
・反復的な肩の使い過ぎ
肩を頻繁に動かす動作や力を加える動作(例: 野球やテニスのサーブ、オーバーヘッドでの作業など)を繰り返すことが原因となります。特に同じ動作を長時間繰り返すことにより、棘上靱帯に負担がかかり、炎症を引き起こします。
・加齢による変化
年齢を重ねることで、棘上靱帯やその周辺の組織が劣化し、柔軟性が失われることがあります。これにより、些細な動きでも靱帯が過剰に引っ張られたり、摩擦が増えて炎症を引き起こすことがあります。
・肩の不良姿勢
長時間にわたり不良姿勢(例: 猫背、前かがみなど)を続けることが肩に負担をかけ、棘上靱帯にストレスを与える原因となります。特にデスクワークやスマホの使用などで、肩が常に不自然な位置にあることが影響します。
・肩の外傷や打撲
肩に直接的な衝撃や外傷を受けた場合、棘上靱帯が損傷し炎症を引き起こすことがあります。例えば、スポーツや事故で肩を強打した場合や、転倒した際に肩に衝撃が加わることがあります。
・肩関節の不安定性
肩関節の不安定性(例: 肩の亜脱臼など)や筋肉のバランスが崩れている状態も、棘上靱帯に負担をかける原因になります。肩を支える筋肉群が弱い場合や、肩関節が正しい位置にない場合、棘上靱帯に過度な力がかかり炎症が生じます。
・過度な体重
体重が重いと、肩や上半身にかかる負担が増え、棘上靱帯に過剰なストレスがかかります。特に肥満気味の方や体重が急激に増加した場合、肩に無理な負荷がかかりやすくなります。
・遺伝的要因
場合によっては、遺伝的要因が影響していることもあります。家族に肩の問題を抱えている人が多い場合、同様の問題を抱えやすくなることがあります。
・不適切なトレーニング
スポーツ選手に多いですが、不適切なトレーニング方法や筋力のアンバランスが原因となることがあります。特に肩周りの筋肉を十分に鍛えていない場合や、無理な負荷をかけるトレーニングを行うと、棘上靱帯に炎症を引き起こすことがあります。
1. 手技療法(マッサージ・ストレッチ)
筋肉の緊張をほぐす手技療法を行います。肩周りの筋肉をほぐし、棘上靱帯への負担を軽減します。ストレッチを取り入れることで、肩の可動域を改善し、硬直した筋肉を柔軟に保つことができます。
2. 物理療法(温熱療法・冷却療法)
温熱療法(温める)を使用して、血行を促進し、筋肉や靱帯の柔軟性を高めます。これにより、痛みの軽減と回復を促します。冷却療法(アイスパック)を行い、炎症や腫れを抑えます。特に急性期に有効です。
3. 超音波療法
超音波を用いた治療で、深層部の筋肉や靱帯にアプローチし、痛みや炎症を軽減します。超音波療法は、患部への血流を促進し、回復を早める効果があります。
4. 電気療法
低周波治療器や高周波治療器を使って、肩の筋肉を刺激し、痛みの軽減を図ります。これにより、筋肉の緊張を和らげ、回復を促進することができます。
5. 姿勢改善指導
肩の不良姿勢が原因となっている場合、姿勢を改善するための指導を行います。正しい姿勢を保つことにより、肩への負担を減らし、棘上靱帯への炎症を予防します。
6. 運動療法(リハビリ)
肩の筋力強化や可動域を改善するためのリハビリを行います。肩周りの筋肉を強化し、棘上靱帯に負担をかけないようにすることが重要です。
特に肩の安定性を高める筋肉を鍛えることによって、再発を予防するための運動療法が提供されます。
7. テーピング
肩をサポートするテーピングを行うことで、肩にかかる負担を軽減します。棘上靱帯を保護するために適切にテープを使い、痛みの軽減と動きの制限を防ぎます。
8. カスタマイズされた治療計画
一人一人の症状に合わせた個別の治療計画を提供します。症状の重さや痛みの程度、生活環境に合わせて、最適な治療法を組み合わせます。
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