岡山県玉野市で足関節果部骨折(脱臼骨折)にお困りの方へ
足関節果部骨折(脱臼骨折)は、足首の外側や内側にある骨(果部)が骨折する症状です。この骨折は、特にスポーツや事故などによる衝撃や転倒が原因で発生しやすい疾患です。足関節果部骨折は、強い痛み、腫れ、足首の可動域制限を伴うことがあり、運動や歩行中に痛みが強くなることがあります。運動や動作を続けることで痛みが悪化する場合もあります。足関節果部骨折は、転倒や事故、スポーツによる外的な衝撃、または足首のねじれや捻挫が原因となって引き起こされます。
本記事では、足関節果部骨折(脱臼骨折)に悩んでいる方に向けて、具体的な症状や原因、検査方法、治療法について、よくある質問とともに詳しくご説明します。
足関節の果部は、足首の骨(腓骨、脛骨)と踵の間にある関節部分を指します。この部分が骨折することを「足関節果部骨折」と呼び、脱臼骨折の場合は骨折と同時に関節が外れる状態です。
1激しい痛み
足首の果部部分に強い痛みを感じます。特に、足を動かすと痛みが強くなることが多いです。
2腫れと内出血
骨折部分や周囲が急速に腫れ、内出血が見られることがあります。これは骨折部位や関節が破損した際に血管が傷つくためです。
3足関節の変形
足首が正常な位置からずれるため、足首が変形して見えることがあります。脱臼が伴うため、足の位置や向きが不自然になります。
4可動域の制限
骨折と脱臼により足首を動かすことが困難になります。足首を曲げたり伸ばしたりすると非常に痛みを感じ、動かしにくくなります。
5歩行困難
足関節が機能しなくなるため、立ったり歩いたりすることができなくなります。足首を使わないように避ける姿勢が自然と取られます。
6痺れや感覚異常
骨折や脱臼により神経が圧迫されると、足先や足首に痺れ、冷感、または感覚が鈍くなることがあります。
7出血
脱臼骨折の場合、足首の関節部分が破れて出血することがあり、外部からも出血が見られる場合があります。
8音(骨が割れる音やポキッと音)
足首の骨折や脱臼を起こした際に、「ポキッ」や「ガキッ」といった音が聞こえることがあります。これは骨が折れる際の音です。
1転倒や事故
転倒が最も一般的な原因です。歩行中に足を滑らせたり、不安定な場所で転倒すると、足首に大きな力がかかり、骨折や脱臼が生じやすくなります。特に高齢者や足元が不安定な場所での転倒はリスクが高いです。
2スポーツによる外的衝撃
スポーツ(特にサッカー、バスケットボール、ランニングなど)では、足首をひねったり急な方向転換をすることがよくあります。これが過度に加わると、足首に大きな衝撃が入り、骨折や脱臼を引き起こす原因となります。また、ジャンプ後の着地時に足が不安定になり、強い衝撃で骨折が発生することもあります。
3交通事故
車両事故やバイク事故などの交通事故による衝撃でも、足関節が大きな力を受け、骨折や脱臼を引き起こすことがあります。この場合、足首が極端に曲がったり、激しくねじられることが原因となります。
4過度な捻挫や足首のひねり
足首をひねる、または捻ることで骨折や脱臼が起こることがあります。特に急激に足を外側や内側にひねった際に、靭帯や骨に大きな負担がかかり、骨折が発生します。日常生活の中で不意に足を踏み外したり、バランスを崩してしまった時に多く見られます。
5高所からの落下
高所から落下することも足関節の果部骨折を引き起こす要因となります。例えば、高いところから足を踏み外して落ちた場合、着地時に足首が強い衝撃を受けて骨折することがあります。
6骨粗しょう症
骨粗しょう症などで骨がもろくなっている場合、ちょっとした衝撃や転倒でも骨折しやすくなります。特に高齢者や骨の密度が低い人に多い原因です。
7不適切な靴や歩き方
不適切な靴(ハイヒールや不安定なサンダルなど)を履いていると、足首が安定せず、足をひねりやすくなります。これにより骨折や脱臼のリスクが高まります。また、不自然な歩き方や足元が悪い場所での歩行も骨折を引き起こす原因となります。
8過剰な体重
肥満や体重が過剰な場合、足首にかかる負担が増加し、転倒や急な動きでの衝撃が骨に与える影響が大きくなります。そのため、足首の骨折リスクが高くなります。
9スポーツ用具の誤使用や事故
スポーツで使用する道具(ボールやスケート靴、スキー板など)が不適切に使われたり、事故が発生した場合、足首に大きな力がかかり骨折を引き起こすことがあります。
1. 手技療法(マニュアルセラピー)
マッサージやストレッチを通じて、筋肉の緊張を緩和し、血流を促進する治療法です。骨折や脱臼後の筋肉の硬直を防ぎ、関節の可動域を回復させる効果があります。
徒手療法では、骨や関節を無理なく矯正し、正常な位置に戻すことを目指します。
2. 超音波治療
超音波を使った治療法で、深部の筋肉や骨に対して刺激を与え、血行促進や痛みの緩和を行います。特に骨折後の回復を助け、組織の修復を早める効果があります。
3. 低周波治療(電気療法)
低周波電気治療を用いて、筋肉や関節に微弱な電流を流すことで、痛みの軽減や筋肉の緊張をほぐす効果があります。痛みが強い初期段階でも使用され、回復の過程でも痛みを管理するのに有効です。
4. アイシング・温熱療法
アイシングは、急性期の炎症や腫れを抑えるために使用します。冷却することで血管を収縮させ、腫れや内出血を防ぎます。一方、温熱療法は、回復期に血行を促進し、筋肉のリラックスを助ける治療法です。特にリハビリを進める際には、痛みが軽減してきたら効果的です。
5. テーピング療法
足関節やその他の関節を安定させるためにテーピングを行います。骨折後や捻挫後に、関節や筋肉をサポートし、再発防止を図るために有効です。また、運動中のサポートとしても使用され、関節の過度な動きを制限することで、怪我の再発を防ぎます。
6. 運動療法(リハビリ)
ストレッチや筋力トレーニングを通じて、関節や筋肉の回復を促します。骨折後のリハビリでは、まずは可動域を取り戻し、その後筋力を強化することが重要です。負荷を調整しながら、筋肉の強化を行い、将来の怪我を防ぐための基礎を作ります。
7. 徒手矯正(関節調整)
関節のズレや歪みを改善するための治療法です。脱臼骨折の後には、関節が不安定になっていることがあり、手技を用いて正常な位置に戻すことが必要です。
関節の可動性を回復させることで、痛みを軽減し、機能的な動きを取り戻します。
8. 温冷交代療法(温冷治療)
温熱と冷却を交互に行うことで、血行促進や痛みの緩和を目指す治療法です。血管を収縮・拡張させることで、むくみや炎症を軽減し、回復を促進します。
9. 姿勢改善・バランス訓練
正しい姿勢や歩行バランスを取り戻すための訓練を行います。足関節果部骨折後は、歩き方や姿勢が不安定になることが多いため、リハビリの一環としてこれを改善します。足底板(インソール)などのサポートを行い、足首への負担を減らし、正常な歩行をサポートします。
10. アフターケア・予防治療
足関節や他の関節に負担をかけないように、日常生活でのアフターケアや予防的な治療も提供します。再発防止のために、適切な運動や靴の選び方などをアドバイスします。
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