岡山県玉野市でグロインペインにお困りの方へ。
グロインペインは、股関節やその周辺の筋肉や腱に痛みや炎症が生じ、歩行や運動時に制限を感じる症状です。この症状により、特にランニングや方向転換、階段の昇降など、日常生活やスポーツでの動作が難しくなることがあります。特に、スポーツ選手やアスリートに多く見られる一方、長時間立ちっぱなしの仕事や股関節に負担がかかる動作を行う活動をしている方にも発症しやすい疾患です。本記事では、グロインペインに悩んでいる方に向けて、具体的な症状や原因、検査方法、治療法について、よくある質問と共に詳しくご説明します。
グロインペインの主な症状
・股関節の前面に痛み
グロインペインの最も特徴的な症状は、股関節の前面、特に鼠径部(股部)に痛みを感じることです。この痛みは、動作によって強くなり、運動や特定の姿勢で痛みが再発することがあります。
・歩行やランニングでの痛み
股関節を動かすことが原因で痛みが強くなるため、歩行やランニング、特に急に方向を変えるような動作やスプリント時に痛みが発生しやすいです。長時間歩いたり、激しい運動をした後に痛みを感じることがあります。
・階段の昇降や深く座った時の痛み
階段の昇降や深い椅子に座る際、股関節に圧力がかかるため、痛みを感じることが多いです。特に深いスクワットやしゃがむ動作を行うと痛みが強くなることがあります。
・股関節の動きの制限
痛みが強くなると、股関節を自由に動かすことが難しくなります。股関節を外に回す、内に回す、足を前後に動かすなどの動作が制限されることがあります。
・痛みの広がり
初期段階では股関節周辺に痛みがありますが、症状が進行すると痛みが太もも、膝の内側、さらには臀部にまで広がることがあります。
・鈍い痛みから鋭い痛みへ
初めは鈍い痛みや違和感として現れることが多いですが、動きが悪化したり、負担がかかると、鋭い痛みに変わることがあります。
・夜間の痛み
痛みが進行すると、寝ている間にも痛みが出ることがあります。特に仰向けや横向きで寝たときに、股関節に圧力がかかることで痛みを感じやすくなることがあります。
グロインペインの主な原因
・筋肉の使い過ぎ(オーバーユース)
長時間の運動や過度の負担が股関節周囲の筋肉にかかることで、筋肉や腱に疲労や炎症が生じ、痛みを引き起こすことがあります。特にランニングやジャンプ、方向転換の多いスポーツ(サッカー、バスケットボールなど)では、股関節に繰り返し負担がかかり、痛みが出やすいです。
・筋肉や腱の損傷(筋肉の引きつりや腱炎)
股関節を支える筋肉や腱(特に内転筋群や大腿直筋)の損傷や過緊張が痛みを引き起こすことがあります。急な動きや無理な動作により、これらの筋肉が引きつったり、炎症を起こすことが原因になります。
・股関節の構造的な問題
股関節自体に構造的な異常がある場合も、グロインペインを引き起こすことがあります。例えば、股関節唇損傷(軟骨の損傷)、股関節のインピンジメント(骨の異常による衝突)、関節の亜脱臼(部分的に外れる状態)などが原因となることがあります。
・股関節の関節リウマチや変形性股関節症
股関節に慢性的な炎症や変形が進行している場合、関節に痛みを引き起こすことがあります。特に加齢に伴い、関節の軟骨がすり減ることで、骨同士が擦れ合って痛みが生じることがあります。関節リウマチや変形性股関節症も原因として考えられます。
・骨盤や腰部の筋肉の不均衡
股関節に負担をかける原因の一つとして、骨盤や腰部の筋肉の不均衡が挙げられます。例えば、骨盤の傾きや不安定性が原因で股関節に余計な力がかかり、痛みが発生することがあります。
・姿勢の問題や動作の不良
長時間同じ姿勢を続けることや、動作が不適切であることが原因で、股関節に負担がかかりやすくなります。例えば、座りっぱなしや立ちっぱなしの状態が続くと、股関節や周囲の筋肉にストレスが溜まり、痛みが発生することがあります。
・スポーツや活動による過負荷
激しい運動や高頻度のスポーツ(特にサッカーやアメリカンフットボールなど)によって股関節に過剰な負担がかかり、筋肉や腱がオーバーユース(使い過ぎ)されることがあります。特に急なストップや方向転換を繰り返す動作が、股関節の負担を増加させます。
・体重の増加や肥満
体重が増加すると、股関節にかかる圧力が増し、痛みを引き起こす可能性があります。特に肥満の方は、日常的に股関節に過度の負担がかかり、グロインペインを発症しやすくなることがあります。
・手技療法(マニュアルセラピー)
内容: 手技療法では、股関節周りの筋肉や関節に対して手でアプローチし、筋肉の緊張を緩和したり、関節の可動域を改善することが目的です。特に股関節や骨盤周りの筋肉のバランスを整えることで、痛みを軽減することができます。
効果: 筋肉や腱の緊張を解消し、血流を促進して回復をサポートします。また、関節の動きや姿勢を改善し、再発のリスクを減らすことができます。
・ストレッチ療法
内容: グロインペインを引き起こす筋肉や腱をストレッチすることで、柔軟性を向上させ、股関節周囲の負担を減らします。ストレッチを取り入れることで、股関節の可動域を広げ、痛みの軽減を図ります。
効果: 筋肉の柔軟性を高め、股関節の動きをスムーズにすることで、運動時の痛みを軽減します。
・筋力強化エクササイズ
内容: 筋力の不均衡が原因となっている場合、股関節を支える筋肉の強化が必要です。ジール整骨院では、股関節周りの筋肉をターゲットにしたエクササイズを指導します。特に、大腿筋群や内転筋、臀部の筋肉を強化することで、股関節への負担を軽減します。
効果: 筋肉を強化することで、股関節への圧力が減り、痛みを軽減し、再発予防にもつながります。
・矯正治療(骨盤矯正・姿勢矯正)
内容: 骨盤の歪みや姿勢の不良がグロインペインを引き起こす原因となっている場合、骨盤矯正や姿勢矯正を行うことがあります。骨盤や背骨の位置を整えることで、股関節の負担を軽減します。
効果: 骨盤や姿勢が整うことで、股関節への余分な負担が減少し、痛みを軽減します。また、正しい姿勢を保つことで、再発を防ぎやすくなります。
・温熱療法(ホットパッドや温浴)
内容: 温熱療法は、血行促進や筋肉の緊張をほぐすために使用されます。温かい温浴やホットパッドを使って、股関節周りの筋肉をリラックスさせ、痛みを軽減します。
効果: 筋肉のこわばりを和らげ、痛みを軽減する効果が期待できます。また、血行を促進することで、回復が早まります。
・超音波療法(インフラソニックセラピー)
内容: 超音波を使って、深部の筋肉や腱にアプローチする治療法です。これにより、筋肉や腱の血行が改善し、炎症を抑える効果があります。
効果: 深部の炎症を軽減し、筋肉や腱の回復を促進します。痛みの軽減と回復のスピードを向上させることができます。
・運動療法・リハビリ指導
内容: 症状の改善に向けて、股関節の動きをサポートするための運動療法やリハビリを行います。運動療法は、筋力のバランスを整え、再発予防を目的にしたトレーニングです。
効果: 股関節周りの筋肉や関節の動きを回復させるために重要な運動を指導します。無理なく体を動かすための方法を学び、治療と回復を進めます。
・テーピング療法
内容: グロインペインがある部位をサポートするために、特別なテーピングを施すことがあります。テーピングは、関節や筋肉の動きをサポートし、負担を軽減するために使用されます。
効果: 痛みを軽減し、日常生活や運動時のサポートを行うことで、痛みの発症を防ぎます。
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