首の骨(頸椎)の老化や変形によって起こる症状です。主に首や肩の痛み、しびれ、頭痛、めまいなどです。進行すると歩行障害や排尿障害などの症状が現れることもあります。高齢者に多く、男性よりも女性の方が発症しやすい傾向があります。
頚椎の加齢などにより変形する病気を頚椎症といいます。頚椎症によって頚髄(脊髄の首の部分)が圧迫される疾患を「頚椎症性脊髄症」首から指先まで伸びている神経根が圧迫される疾患を「頚椎症性神経根症」といいます。
障害を受けているのが、神経根なのか脊髄なのかを調べます。
1.頚椎症性神経根症:以下のような検査で神経根症かどうか調べます。無理に行うことはせず、患者さまに確認しながら行います。
当院には、コンビネーション治療器というものがあります。
(超音波治療と電気治療を同時に受けられる機材)
・超音波治療:炎症物質の抑制と痛みを減らす治療方法(非温熱作用:通称ミクロマッサージ)
・電気治療:痛みの緩和と組織の修復を早める治療方法(ハイボルテージ・マイクロカレント)
【症状が強いとき=急性期】
・症状のある首を無理に動かしたり直接施術することは避け、
指先など末端からアプローチします。
・首に負担がかからない姿勢にする治療=姿勢矯正をします。
【症状が落ち着いてきたとき】
・首の動きが悪くならないように首の可動域を広げる治療をします。ストレッチ、関節モビライゼーション、筋マッサージなど
1.頚椎症性神経根症:神経が通る椎間孔(トンネル)を広げる治療を行います。頚椎や椎間板そのものの変形を治すことはできないので、より椎間孔が狭くならないようにすることが重要です。重要なのは姿勢です。患者さまの状態によって、楽になる姿勢は異なります。首の骨が反りすぎたり、まっすぐすぎたりすることが影響しているので、症状が楽になる方へ姿勢を誘導します。
2.頚椎症性脊髄症:脊髄症も神経根症と同様に、首の脊柱管(神経が通るトンネル)がより狭くならないように治療をします。脊髄症が重症になると歩行、排尿、排便に問題がでる場合もありますがその場合は病院を紹介いたします。
首の関節や筋肉をサポートし、痛みを減らしたり首を動かしやすくするテーピングをすることもあります。
神経根や脊髄への負担を減らすために首肩まわりのエクササイズやストレッチを指導します。首肩まわりだけでなく、体幹のエクササイズも行い、首への負担を軽減します。
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