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・手根管症候群とは?
手根管症候群は、手首にある手根管という狭いトンネルの中で、正中神経が圧迫されることで起こる病気です。正中神経は、親指から薬指の半分までを支配する感覚や運動に関わる重要な神経です。
主な症状は以下の通りです。
- 親指、人差し指、中指、薬指のしびれや痛み
- 夜間や早朝に症状が悪化する
- 指の力が入りにくい
- 物を握りにくい
- 手のひら全体が痛い
手根管症候群でお悩みの方は、整形外科と整骨院どちらを受診すべきか迷われる方も多いのではないでしょうか。また、すでに整形外科を受診し、まだ改善しないなという方もいらっしゃるかもしれません。今回は、手根管症候群における整形外科と整骨院の違いについて解説します。
【診断について】→手根管症候群の検査について詳しくはこちら
・整形外科では、問診、視診、触診に加えて、以下のような検査を行います。
- レントゲン検査: 骨折や脱臼などの異常がないかを確認します。
- 神経伝達速度検査: 正中神経の機能を検査します。
- MRI検査: 手根管の状態を詳しく観察します。
・整骨院では、問診、視診、触診に加えて、以下のような検査を行います。
- 徒手検査: 関節の可動域や筋力などを検査します。
- 理学検査: 神経反射や感覚などを検査します。
より精密な検査を受けたいという場合は整形外科で行うことができます。当院でも患者さまの状態によっては整形外科をご紹介することもあります。
【治療について】→整骨院での治療について詳しくはこちら
・整形外科では、症状や検査結果に応じて、以下のような治療を行います。
- 薬物療法: 痛みやしびれを和らげる薬を処方します。
- 装具療法: 手首を固定する装具を装着します。
- 理学療法: 電気療法やマッサージなどで、痛みやしびれを緩和し、筋力や関節の動きを改善します。※リハビリ施設がない場合はこの治療法はありません。
- 注射療法: ステロイド薬を注射で投与し、炎症を抑えます。
- 手術療法: 保存療法で改善が見られない場合、手術で正中神経の圧迫を解除します。
・整骨院では、主に以下のような治療を行います。
- 手技療法: 手や腕の筋肉や関節の緊張を緩め、正中神経の圧迫を改善します。
- テーピング: 手首や腕をテーピングで固定することで、正中神経への負担を軽減します。
- 電気療法: 低周波や超音波などの電気刺激で、痛みやしびれを緩和します。
- 生活習慣指導: 日常生活での姿勢や動作改善、セルフケア方法などの指導を行います。
整形外科では、手術、注射、薬を処方してもらえるなどのメリットもありますが、それらは対症療法と言って症状に対する一時的な治療になります。患者さまからは、「シップと痛み止めをもらっただけ」「レントゲンでは異常がないからと言われた」というお話をよく聞きます。
整骨院では、まず「何が原因で手首での神経圧迫が起きたか」をしっかりと調べ明らかにします。その原因に応じて、手技療法やテーピング、電気療法などを組み合わせて原因をつぶす治療をすることを大切にしています。
・まとめ
手根管症候群の治療法は、症状や検査結果によって異なります。
整形外科は、精密な検査と手術や薬物療法を提供することができますが対症療法であることが多いです。
整骨院では、原因を調べるために問診や検査を詳しく行い、患者さまに説明し、原因をつぶす治療を行うことができます。
どちらを受診するかは、ご自身の症状や希望に合わせて判断することが大切です。
手根管症候群でお悩みの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。経験豊富なスタッフが、症状やお悩みに合わせて最適な施術プランをご提案いたします。
ご予約は、お電話、LINE、ホームページからうけたまわっております。お急ぎの方はお電話がおすすめです。